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2015-06-30
レッド・サイレン
LA SIRENE ROUGE
2002年 フランス
舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役は殺し屋かなにかの男です。

ある日、少女が、自分の母親が人を殺した映像があると
女刑事の元にやってきます。
女刑事はそれを見て捜査をしようとしますが
上に止められたので単独で動き始めます。

けれどそのせいで少女の母親が来て、状況が悪くなります。
少女は殺されるかもしれない状況になります。

少女は移動途中に逃げ出します。
母親の手下の殺し屋が見つけて追いかけます。
少女は通りがかった男の車に乗り込みます。
男はテロ組織か何かの殺し屋です。
これが主役です。

主役がアジトで少女の身元を調べたら、武器密売人の
親玉のようなものだとわかります。
主役は父親の元に行くという少女を送っていくことにします。

途中ホテルに泊まったら少女の母親の手下に襲われます。
返り討ちにします。
同じホテルにいた、最初の女刑事とも会います。

手当てしたあと寝て起きたら、少女はいなくなっていました。
一人ででかけたようです。
主役と女刑事は一緒に後をおいます。

少女の父親がいる工場で殺し屋たちにみんなで監禁されます。
少女の母親が来て、少女を連れて行きます。
母親の部下は主役たちを殺そうとします。
主役は戦って勝ちます。

少女の母親は、少女に自分を殺させようとします。
少女はいやがりましたが、最終的に銃で撃ち殺しました。

とりあえず主要メンバーは生き残りって、
少女も自由になったようです。


……というようなお話です。

見ていてなんとなく、映画『レオン』を思い出しました。

全体的な筋は、いわゆる毒親に育てられた女の子が、
毒親を殺して「自分」を取り戻す、というだけの
ものにも思えます。

主役の過去や主役の組織がぐだぐだ絡んできて
最後主役が組織から追われることになるかと思いきや、
そういったものは一切ありません。

主役の過去や何かは、女の子を保護して
守るためだけの装置でした。
そういう点では仲間側に裏切り者はいないので気楽に見られます。

退屈せずに見られましたが、大して盛り上がりもなく、
母親が胸糞悪い感じだったので、
全体としてはどちらかと言えばおもしろく見られる方向、
程度の映画でした。