1634
2015-12-10
地獄の変異
THE CAVE
2005年 アメリカ/ドイツ
舞台は現代のどこかの洞窟の中。
主役は洞窟探検隊メンバーの男です。

探検隊が洞窟に入ったら、入り口が壊れて出られなくなります。
別の入り口を求めて探し回るうちに
仲間たちがなにかに殺されていきます。
寄生生物にとりつかれると、体がおかしくなるようです。

仲間の中にとりつかれたものが出つつ、仲間を殺されつつ、
それでもどうにか生き残った者は外に出ることができたのでした。

外に出た仲間の一人は寄生虫に取り付かれていました。


……というようなお話です。

前に見た映画でした。

人がどうやって殺され、誰が生き残るかだけを描いた、
サバイバルものの映画です。
殺しにくる相手は寄生生物に取り付かれた化け物です。

こういうタイプの映画では、仲間が殺されながら
とにかく逃げるのがお約束です。

この映画の独自の味といえば、仲間の一人が寄生生物に
とりつかれていて、それが仲間のままなのか、
それとも仲間を殺そうとしているのか、
というところくらいでしょうか。
実際は助けようとしていました。

寄生生物にとりつかれると、体は異様に大きくなり、
獰猛になるようですが、
人間が取り付かれた際の変化が急すぎると思いました。

ラストは仲間の一人が寄生生物にとりつかれていながら
人間としての意識もあり、ほかの人間をそのうち襲いそう、
という投げっぱなしの形で終わらせるのが
投げっぱなしでいやでした。

映画全体を通して怪しい雰囲気が出ていて、
退屈もせずに見ていられました。

見流す分にはおもしろく見られる感じの映画でした。