舞台は現代のどこかの洞窟の中。
主役は洞窟探検隊メンバーの男です。
探検隊が洞窟に入ったら、入り口が壊れて出られなくなります。
別の入り口を求めて探し回るうちに
仲間たちがなにかに殺されていきます。
寄生生物にとりつかれると、体がおかしくなるようです。
仲間の中にとりつかれたものが出つつ、仲間を殺されつつ、
それでもどうにか生き残った者は外に出ることができたのでした。
外に出た仲間の一人は寄生虫に取り付かれていました。
……というようなお話です。
前に見た映画でした。
人がどうやって殺され、誰が生き残るかだけを描いた、
サバイバルものの映画です。
殺しにくる相手は寄生生物に取り付かれた化け物です。
こういうタイプの映画では、仲間が殺されながら
とにかく逃げるのがお約束です。
この映画の独自の味といえば、仲間の一人が寄生生物に
とりつかれていて、それが仲間のままなのか、
それとも仲間を殺そうとしているのか、
というところくらいでしょうか。
実際は助けようとしていました。
寄生生物にとりつかれると、体は異様に大きくなり、
獰猛になるようですが、
人間が取り付かれた際の変化が急すぎると思いました。
ラストは仲間の一人が寄生生物にとりつかれていながら
人間としての意識もあり、ほかの人間をそのうち襲いそう、
という投げっぱなしの形で終わらせるのが
投げっぱなしでいやでした。
映画全体を通して怪しい雰囲気が出ていて、
退屈もせずに見ていられました。
見流す分にはおもしろく見られる感じの映画でした。