舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役はパイロットの夫を無くした中年女性です。
主役は、不名誉を与えられた夫の名誉を回復するために、
本を書きました。
そのことで娘と不仲になりました。
主役は娘に会いに行く飛行機に乗ろうとしますが、手違いから、
本来乗るはずでなかった飛行機に乗ることになります。
空港で親しくなった中年男性も同じ飛行機に乗ります。
これが準主役です。
準主役は空港のそれなりの地位にいる人のようです。
飛行機が飛んでいるとき、太陽の電磁波の影響か何かで、
機長と副機長が操縦できなくなり、飛行機も壊れ、
無線も使えなくなります。
それに気づいた準主役は、主役と一緒にどうにかしようと
動き始めます。
途中、動かなくなった機長と副機長をどかして操縦を試みたり、
狂った自動操縦を切るために貨物室に人を送ったり、
その貨物室から犬を出した人物のせいで犬が人を襲おうとしたり、
人種差別主義者のせいでもみ合いが起きたりしましたが、
主役が夫の教えを思い出して飛行機を着陸させました。
娘は危ないというのに家から出て飛行場にやってきていました。
主役は準主役に、あとで電話してくれるようにメモを残しました。
……というようなお話です。
空の上で操縦不能になった飛行機を、主役と準主役で
着陸させる内容です。
副操縦士が息を吹き返したのは、自動操縦を手動操縦に
切り替えるために必要でしたが、
それ以外の、人種差別主義者の暴走や、犬の脱走、
娘の意味のない行動は、まったくいらなかったと思います。
とくに人種差別主義者が何度もぐだぐだやりはじめるのが
すごくうっとうしくていらいらしました。
全体としては特に見所もなく、おもしろいともつまらないとも
言い切れない、なんとも言えない映画でした。