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2016-06-01
ブリッツ
BLITZ
2011年 イギリス
舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役は乱暴者の刑事です。

主役はある日、乱暴して職を干されそうになりましたが、
警官殺しが起こったので捜査するように言われます。

捜査する間にも警官が殺されていきます。
犯人は新聞社に自分から情報を提供します。

主役は犯人に迫りますが、逮捕はできません。
主役の知り合いは犯人のごみをあさり、犯人が犯人であるという
証拠をつかみます。
それを新聞社の人間に売ろうとしていたところ、
犯人がやってきて、主役の知り合いを殺します。
これで犯人の証拠は消されます。

そののち、主役が調べていたら、
犯人と目された人物と、殺された警官との関連がわかります。
犯人と目された人物を逮捕した警官が殺されているのでした。

主役は犯人を捕まえます。
でも証拠がないので釈放になります。

犯人は主役を殺そうとします。
主役は葬式の帰りに犯人をおびき出します。
わざとつけられます。

犯人が主役を殺そうとしたら、別人になっていました。
主役は待ち伏せしていて、犯人を、犯人の銃で殺します。
真相は不明にしたまま、別の犯人がいることにして
終わらせることにしました。


……というようなお話です。

犯人は最初の方にわかるので、犯人を捜す映画ではありません。
犯人を逮捕する決定的な証拠がない状況でどうするかとなり、
結論としては名を捨て実を取ることにして、
真犯人は逮捕せず、私刑で処分してこれ以上事件が
起こらないようにして終わらせます。

大体が不愉快な感じですが、
犯人の小細工が犯人自身の首を絞めるのに使用された、
というところで最後の落ちはすっきりしました。

全体としては、おもしろいかつまらないかの二択であれば、
どちらかと言えばおもしろく見られる方向の映画でした。