舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役は乱暴者の刑事です。
主役はある日、乱暴して職を干されそうになりましたが、
警官殺しが起こったので捜査するように言われます。
捜査する間にも警官が殺されていきます。
犯人は新聞社に自分から情報を提供します。
主役は犯人に迫りますが、逮捕はできません。
主役の知り合いは犯人のごみをあさり、犯人が犯人であるという
証拠をつかみます。
それを新聞社の人間に売ろうとしていたところ、
犯人がやってきて、主役の知り合いを殺します。
これで犯人の証拠は消されます。
そののち、主役が調べていたら、
犯人と目された人物と、殺された警官との関連がわかります。
犯人と目された人物を逮捕した警官が殺されているのでした。
主役は犯人を捕まえます。
でも証拠がないので釈放になります。
犯人は主役を殺そうとします。
主役は葬式の帰りに犯人をおびき出します。
わざとつけられます。
犯人が主役を殺そうとしたら、別人になっていました。
主役は待ち伏せしていて、犯人を、犯人の銃で殺します。
真相は不明にしたまま、別の犯人がいることにして
終わらせることにしました。
……というようなお話です。
犯人は最初の方にわかるので、犯人を捜す映画ではありません。
犯人を逮捕する決定的な証拠がない状況でどうするかとなり、
結論としては名を捨て実を取ることにして、
真犯人は逮捕せず、私刑で処分してこれ以上事件が
起こらないようにして終わらせます。
大体が不愉快な感じですが、
犯人の小細工が犯人自身の首を絞めるのに使用された、
というところで最後の落ちはすっきりしました。
全体としては、おもしろいかつまらないかの二択であれば、
どちらかと言えばおもしろく見られる方向の映画でした。